造園業に就職するために必要な資格とは

造園技能士について

造園技能士は、造園業での様々な条件に必要となる国家資格であり、庭園や公園・公共施設や緑化などの造園工事に要する技術や知識をマスターした人に与えられます。資格取得後は、造園業社や建築会社、大型の花屋等での仕事に就くのが一般的です。

 

造園技能士は1級から3級まであり、その順に上級・中級・初級技能者として区分されます。合格率は2、3級で約40%、1級では約25%です。

 

受験資格は、3級が1年以上の実務経験者か、職種関連の学科の卒業者もしくは最終学年に在籍中であること、2級の場合、3年以上の実務経験者か3級合格者ならば半年以上の実務経験者、1級の場合、12年以上の実務経験者か2級合格者であれば5年以上の実務経験者となっています。尚、1級と2級は、学科関連の学校の卒業者であれば実務経験の年数が短縮されます。試験内容は、施工法・材料等から出題される学科試験と、造園工事作業の実技試験の2部構成です。

 

造園技能士は、受験資格に実務経験が含まれることに加え試験に実技があることから、造園関連会社でアルバイトとして働き実務経験を積みながら取得する方法が一般的です。これは、専門学校に通いながらでも、通信講座や問題集などの参考書等を使い独学で勉強する場合でも同じです。

 

尚、各都道府県の造園組合連合会が主催する講習会は、資格取得のために非常に有益です。ホームページなどで定期的にチェックし参加することをお薦めします。